-伝承- 守り続ける
「開沼清十郎」は、江戸時代 安永の中期から約250年続く農家。
現当主で8代目となります。
5代目の「清次郎」からは清十郎を襲名せずに6代目「清一郎」 7代目「護」8代目「健」と時代の流れで襲名しなくなりましたが、屋号として清十郎はいまだに残っております。
1代目から4代目までは文献が残っておらず、どのような農業をしていたのか不明ですが、5代目清次郎は明治生まれ、明治大正を生きいろんな事に挑戦した人物で、水稲、養蚕、柿、 当時では珍しいさくらんぼ(ナポレオン)などを生産しており、地域では一目置かれていた人物だったようです。
6代目「清一郎」は5代目「清次郎」と共に活躍していましたが、42歳という若さで他界。その1か月後に5代目が他界。その為、高校入学から半年で退学し、7代目として現当主の父「護」が後継ぎとなりました。
7代目もやり手で稲作を辞め、ぶどう、さくらんぼ、敬翁桜、中でも山形初の加温さくらんぼを始めた人物です。



今、そして後世へ
現当主は、さくらんぼ、切花、里芋、加工品を生産しており、これからも先祖から受け継いだ農地と技術を守りつつ、新しい作物に挑戦しながら後世に繋げていきます。
ただ、もっとも大事な伝承は、農地を1年でも放置すると元に戻すには10年はかかる。この事だけは必ず伝えていきたいと思っております。
これから挑戦し続けて参りますので、皆さん応援宜しくお願いいたします。
モットーは「しゃべろう!笑おう!」
一般的な社風とは真逆のようですが、食卓(ご自宅)に笑顔を届けるには私たちが、笑顔で、楽しみながら作物を育てることが大切だと信じています。
そういった環境の中で生まれる価値をご賞味・ご体感いただければ幸いです。
